当館では、2ヶ月ごとにテーマを決めて展覧会を開催しております。
※常設展はありません。

9/26~30まで休館中(展示替え期間につき)

現在の展覧会

企画展「暁斎・暁翠の錦絵―版下絵から版画まで―」展

同時開催 特別展「暁斎プラスワンシリーズ25 堀田操・堀田浅子-二つの旅-」
会期:2016年9月2日(金)~10月25日(火) 休館日:毎週木曜、9/26~30
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ごあいさつ

 多色摺木版画である錦絵は、版元のプロデュースのもと、絵師が下絵を描くとともに彩色を監修しますが、彫師、摺師との分業で制作されました。本企画展では、暁斎・暁翠の錦絵と版下絵、さらに下絵や校正のために摺られた校合摺(きょうごうずり)、見本摺も展示し、完成作品と比較してご覧いただき、錦絵の大きさの違いや様々な趣向についてもご紹介するほか、広告宣伝に活用された例もご覧いただきます。
 本企画展によって、江戸から明治期まで庶民に親しまれた錦絵がどのように制作されたか、そしていかに幅広い方面に活用されたかを知っていただければ幸いです。
 また、第3展示室にて、故 堀田操氏の洋画と現在もご活躍中の浅子夫人の銅版画を展示しております。
    平成28年9月2日 公益財団法人 河鍋暁斎記念美術館 館長 河鍋楠美

展覧会 紹介番組「美術探訪」

「美術探訪」埼玉県蕨市の行政広報番組「ハローわらび」
(2016年9月9日~15日放送分)

展示作品リスト

【第1展示室】
暁翠「養老の瀧図」手描き 絹本着色 軸装
暁斎「骨人会葬図」明治20年 手描き 紙本墨画 軸装
暁斎「骨人会葬図」版画 軸装
暁斎「僧侶椅像」錦絵 軸装
暁斎「牛天神」元治元年 甘泉堂板 錦絵 軸装
暁斎「達磨と美人」明治40年 錦絵 手塚幸雄氏寄贈
暁斎「達磨と美人 下絵」紙本墨画
暁斎「風神と雷神の碁打ち」明治40年 錦絵 手塚幸雄氏寄贈
暁斎「風神と雷神の碁打ち 下絵」紙本墨画
暁斎「唐子遊び」錦絵
暁斎「唐子遊び 下絵」紙本墨画
暁斎「おかめに青鬼」滑稽堂板 錦絵
暁斎「おかめに青鬼 校合摺」紙本墨摺
暁斎「奪衣婆と若衆」明治40年 錦絵
暁斎「奪衣婆と若衆 校合摺」紙本墨摺
暁斎「朱鍾馗 見本摺」大判錦絵
暁斎「鍾馗と鬼」大判錦絵
暁斎「閔子鶱(びんしけん) 二十四孝 版下絵」紙本墨画
暁斎「剡子(えんし) 二十四孝 版下絵」紙本墨画
暁翠「神武天皇即位礼 版下絵」紙本墨画
暁斎「暁斎楽画第五号不動明王開化」明治7年 沢村屋板 大判錦絵
暁斎「伊蘇普物語之内 羊と狼の話/愚鴉の話」明治6-8年 上州屋板 大判錦絵二丁掛
暁斎「伊蘇普物語之内 羊と狼の話」明治6-8年 上州屋板 中判錦絵
暁斎「勝負絵」小判錦絵12枚 袋付
暁斎「豆州修善寺温泉名所改正図版木」明治14年 木製
暁斎「豆州修善寺温泉名所改正図」明治14年 墨摺
暁翠「能 隅田川」色紙判 色摺
【第2展示室】
暁斎「神農図」錦絵
暁斎「夕日に雪中梅の烏」大倍判錦絵
暁斎「救助金之図」大判錦絵二枚続
二代国貞・暁斎「鈴川小はる」慶応3年 大金板 大判錦絵縦二枚繋
暁斎「天満宮」甘泉堂板 大判錦絵縦二枚繋
暁斎「難波戦記之内徳川家康公」恵比須屋板 大判錦絵三枚続
暁翠「朝鮮豊島沖海戦之図」明治27年 武川清吉板 大判錦絵三枚続
暁斎「滑稽狂画双六」文久2年 和泉屋市兵衛板 錦絵
暁斎・勝文斎椿月「入増盛算 縮緬版」福田熊治郎板 錦絵
暁斎「東助書画会 引札」明治21年 摺物 色摺
暁翠「深川成田山新築額堂永代大奉額句集」摺物 色摺
暁斎「狂斎漫画辻文板 狂言「柿山伏」 能「鵜飼」ほか」元治元年 辻文板 大判錦絵
暁斎・三条実美ほか「近世書画之張交二号」明治16年 大倉四郎板 大判錦絵
暁斎「東海道名所之内 権太坂」慶応2年 大金板 大判錦絵
暁斎・光斎・永斎ほか「書画五拾三駅大津 土佐の□跡」明治5年 沢村屋板 大判錦絵
孟斎・暁斎「東京開化名勝之内 海安寺 鮫頭明神古事」明治8年 沢村屋板 大判錦絵
国周・暁斎「見立十二ヶ月の内十月 児雷也 市川團十郎」明治9年頃 沢村屋板 大判錦絵
暁斎「元禄日本錦 の 吉田澤右衛門 よ 奥田孫太夫」明治18年 武川清吉板 大判錦絵 福富太郎氏寄贈
暁翠「十二ヶ月カレンダー十月 岩佐又兵衛図」明治43年 川俣絹布製錬会社製 錦絵

9/26~30まで休館中(展示替え期間につき)

特別展「暁斎プラスワンシリーズ25 堀田操・堀田浅子-二つの旅-」

特別展 プラスワン25 同時開催 企画展「暁斎・暁翠の錦絵―版下絵から版画まで―」展
会期:2016年9月2日(金)~10月25日(火) 休館日:毎週木曜、9/26~30
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プレスリリース

プレスリリース PDF版(223KB)

見どころ

 「暁斎プラスワンシリーズ」展は、暁斎やその作品に強く影響を受けたり、暁斎に関心をもってくださる現代作家の作品を、暁斎作品とともにお楽しみいただく展覧会です。
 今回は、昭和初期、「シュルレアリスム絵画」の紹介者として知られた福沢一郎と一時期活動を共にした超現実主義の画家・堀田操氏と、その奥様で銅版画家の堀田浅子氏との競作展です。
 堀田操氏との出会いは、1989年に銀座の東京セントラル絵画館で開催した「百鬼夜行展―河鍋暁斎と現代作家による―」にご出品いただいたご縁に遡ります。その年、当館が主宰する「河鍋暁斎研究会」(現・河鍋暁斎記念美術館友の会)と「かえる友の会」にご入会いただいて以来、亡くなられるまで、研究会にご参加いただいたり、「かえる展」に作品をご出品いただくなど、ご協力いただきました。浅子氏の作品は、堀田操氏の遺作展で初めて拝見しており、本展を開催するにあたり、ぜひともご夫婦の競演をとお願いし、本展でご覧いただけることになりました。

展覧会 紹介番組「美術探訪」

「美術探訪」埼玉県蕨市の行政広報番組「ハローわらび」
(2016年9月9日~15日放送分)

旅の初めに・・・・ 堀田浅子氏よりのメッセージ

堀田 操 作品紹介
 本展は、初期の作品を多く展示しました。
 堀田操は、第二次大戦でシベリアに抑留されました。悲惨で過酷な日々の中、体を悪くして、ついに死体置場に寝かされたそうです。地獄のような世界を、身をもって体験したのです。戦争のことをあまり語りませんでしたが、この窮極の恐ろしい体験は生涯、作品の根底に流れているように思います。
 深いブルーを基調とした廃墟や髑髏などの心象風景が多く描かれていますが、生と死の境を彷徨った心の旅路ではないでしょうか。
 内外に危機感や不安感が募る今、現代にも通ずる作品だと思います。

堀田浅子 作品紹介
 近年の「漂泊・漂着シリーズ」です。
 おもしろい不思議な貝の造形に惹かれています。どれも壊れた貝を描いていますが、貝や流木や石たちが、何処からどのような旅をして、今ここに辿り着いたのか、人生にも重ね合わせて思いを馳せ、主に銅版画のエッチングで表現しています。
 銅版画はヨーロッパで15世紀に誕生しました。色々な技法がありますがエッチングはその技法の一つで、17世紀にレンブラントなどにより盛んに使われるようになりました。
 銅板に防蝕剤を塗り、その上からニードルという描画用の鉄筆で描き、腐蝕液に浸し、腐蝕をし、その溝にインクを詰めて、プレス機で刷ります。
 筆で描いた絵と違ってプレスされるので、紙に食い込むように黒がしっかりと表れます。今、その黒と白の世界にのめりこんでいます。
 今回、日本の木版画(凸版)とヨーロッパで生まれた銅版画(凹版)を、見比べて見るのも興味深いのではないでしょうか。

展示作品

【堀田 操 作品リスト】
1.「不安の貯蔵」1954年 F40号 油彩 キャンバス
2.「変貌」1954年 M30号 油彩 キャンバス
3.「残香」1955年 P30号 油彩 キャンバス
4.「叫び」1955年 F30号 油彩 キャンバス
5.「発生と消滅」 1957年 変形40号 油彩 キャンバス
6.「荼毘(だび)」1961年 変形40号 油彩 キャンバス
7.「石もて打つ」 1968年 F10号 油彩 キャンバス
8.「静夜」 1968年F10号 油彩 キャンバス
9.「落城」 1970年F50号 油彩 キャンバス
【堀田浅子 作品リスト】
1.「漂着〈夢想〉」 2016年 21.5×13.8㎝
2.「漂着〈孤〉」  2016年 21.5×13.8㎝
3.「漂泊Ⅴ」 2013年 68.5×34.0㎝
4.「漂泊Ⅲ・流木と三つの貝」 2012年 44.0×68.5㎝
5.「漂着Ⅸ」2013年 29.5×39.0㎝
6.「貝A」 2014年 7.0×7.5㎝
7.「貝C」 2014年 7.0×7.3㎝
8.「貝F」 2014年 8.5×6.5㎝
9.「貝E」 2014年 8.5×6.5㎝

展示内容


他館で見られる暁斎

現在、他の美術館・博物館で展示中の暁斎作品についてはこちら

2016年「鬼才―河鍋暁斎」展

富山展チラシ表

「鬼才-河鍋暁斎展
幕末と明治を生きた絵師」展

8/20(土)~10/2(日)
会場:碧南市藤井達吉現代美術館

ミュージアム・ショップ

暁斎に関する図録・書籍類、
オリジナルグッズ等、販売中。
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