当館では、2ヶ月ごとにテーマを決めて展覧会を開催しております。
※常設展はありません。

9-10月の展覧会

企画展「暁翠生誕150年記念 暁翠のお手本・画稿」展
同時開催 特別展「立原位貫 復刻版画」

企画展「暁翠生誕150年記念 暁翠のお手本・画稿」展

会期:2018年9月1日(土)~10月24日(水)
休館日:毎週木曜、毎月26日~末日
入館料・ご利用案内アクセス

ごあいさつ

 今年は明治維新150年を迎えましたが、河鍋暁斎(きょうさい、1831~1889)の娘で、女流日本画家の河鍋暁翠(きょうすい、1868~1935)も明治元年生まれのため、今年がちょうど生誕150年の記念の年にあたります。
 そこで今回は暁斎の娘・暁翠の画業の一端をご紹介する展覧会を企画いたしました。
 暁斎の娘として生まれた暁翠は、数え5歳から暁斎の教えを受け始めたといいます。明治17年(1884)には第二回内国絵画共進会に「暁辰」の画号で肉筆画を2点出品、東洋絵画会の通常会員にもなります。明治22年(1889)に暁斎が亡くなった後は暁斎が遺した膨大な仕事を引き継ぎ、女流画家として活動を続け、明治35年(1902)には、前年に日本で初めての女子美術学校として開校した私立女子美術学校(現・女子美術大学)で、日本画指導者にもなります。その後は明治40年(1907)に女児を出産、個人で弟子をとって絵画や盆石(ぼんせき)を教えたり、肉筆画や版画、版本の挿絵などの注文を受けるなど、精力的に仕事をしますが、昭和10年(1925)、出稽古のために訪れていた神奈川県国府津の弟子の邸宅で脳溢血を発症、急逝します。享年68でした。
 本展では、暁斎と暁翠が描いた同じ画題の作品を並べ、それぞれの画風や特徴を鑑賞していただけるよう展示いたしました。また、暁翠が弟子や生徒に教えるために描いた絵手本も展示し、暁翠がいかに細やかに絵画指導を行ったかをご覧いただきます。明治・大正・昭和と3つの時代にわたって女流画家として自立し、多くの女生徒や弟子に、女性の生きる道を示し続けた暁翠の作品をご鑑賞いただければ幸いです。
 なお、第3展示室では、現代の浮世絵師として活躍された立原位貫氏(1951~2015)の版画作品の中から、歌川国芳(1798~1861)の復刻浮世絵16点をご覧いただきます。復刻ではありますが、暁斎の最初の師である国芳の作品世界も併せてお楽しみください。
    平成30年9月1日 公益財団法人河鍋暁斎記念美術館 館長 河鍋 楠美

企画展 作品リスト

暁翠「天の岩戸図」 紙本・彩色 軸装・双幅
暁斎「天の岩戸図」(双幅の内左幅)下絵 明治17年 紙本・墨画
暁翠「百福図」 絹本・彩色 軸装
暁斎「柿に鴉図」 絹本・淡彩  軸装
暁斎・暁翠加筆「七福神ねずみの相撲を見る」 下絵 明治8年 紙本・墨画、朱 団扇絵
暁斎「布袋の川越」 下絵 文久3年 紙本・墨画
暁翠「布袋と唐子の行列」 下絵 紙本・墨画
暁斎「巨象と美人(見立て普賢菩薩と象)」 下絵 紙本・墨画、朱
暁翠「江口の君と西行(見立て普賢菩薩と象)」 紙本・淡彩
暁斎「白象に乗る江口の君(見立て普賢菩薩)」 錦絵
暁斎「西洋の子供をあやす美人」 校合摺 団扇絵
暁翠「子供をあやす美人」 絹本・彩色 額装
暁斎「短冊を持つ美人」 校合摺
暁翠「短冊を持つ美人」 絹本・彩色 額装
暁翠「朝顔」 写生 明治29年 紙本・淡彩
暁翠「竜胆」 写生 明治37年・昭和2年 紙本・淡彩
暁翠「ホウの花」 写生 明治37年 紙本・淡彩
暁翠「鷹匠」 下絵 紙本・彩色
暁斎「中国神仙図巻」 絵手本 明治8年(1875) 紙本・墨画
暁翠「絵手本画帖」紙本・淡彩
暁翠「達磨図」 紙本・墨画、朱
暁翠「四福神宴会図」 絹本・淡彩
暁翠「伊邪那岐命・伊邪那美命」 紙本・墨画
暁翠「神武天皇」 紙本・墨画
暁翠「能 隅田川 団扇絵」 下絵 紙本・墨画
暁翠「能 隅田川 団扇絵」 錦絵
暁翠「能 鶴亀」 絹本・彩色
暁翠「能 羽衣」 紙本・墨画、朱
暁翠「明治三十七甲辰年略暦 能 竹生島 龍神」 見本摺 錦絵・朱書き
暁翠「明治三十七甲辰年略暦 能 竹生島 龍神」 明治36年 錦絵
暁翠「狂言 末広がり」 絹本・彩色 色紙
暁翠「布袋(袋付)」 紙本・墨画 色紙
暁翠「戯画 雀の書画会」 紙本・墨画
暁翠「美人の顔 第一段階」 紙本・墨画紙本・墨画、朱
暁翠「美人の顔 第二段階」 紙本・墨画
暁翠「美人の顔 第三段階」 紙本・淡彩
暁翠「桔梗と蝶」 紙本・彩色 扇面
暁翠「桔梗にとまる蝶」 紙本・彩色 扇面
暁翠「描き方 楷書、草書」 紙本・墨画、朱
暁翠「柿に目白の描き方」 紙本・淡彩
暁翠「十二単美人」 画稿 明治14年 紙本・墨画

会期中のイベント

9月9日 14:00~ 第67回日曜美術講座(講師:館長 河鍋楠美)

展示内容


他館で見られる暁斎

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